老剣士の掛け声 -まだ来るか!

「残心てなんかわかるか」と聞いたことがあります。

「コップの水をぶちまけてなお残っている水のことを言います」

と返ってきて目が点になりました。

う~む、・・・には違いないが。

稽古の興奮状態の中で、じゃぁ何をすること?

打ち終わった直後は体が崩れています。

「技の尽きたところ」ですから相手はすかさずを狙って打ち込もうとしてきます。

そこを、気を抜かず「参ったか!まだ来るか!」と気構える、ことです。

とまぁ、ここまでは老剣士でもできること。

残心は、本当はもっと難しい。

縁を切らない。

対戦相手は、無縁の人ですが、剣を合わせたのちは気を合わせ呼吸をあわせます。

そこに縁が生まれ攻め合いながら剣先で会話をするそうです。

打った!直後気が途切れます。そこで縁が切れてしまってはダメなんです。

「始め!」から「止め!」まで剣を合わせ気を合わせ攻め続けなければなりません。

瓜破剣道会

大阪市平野区にある 剣道会です。 子どもから大人まで、みんなで元気に稽古に励んでいます。

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