懸かり稽古
以前に投稿したものですが、
それ以降に入会された方も多くなってきたので、
再度、投稿します。
それ以降に入会された方も多くなってきたので、
再度、投稿します。
懸かり稽古
懸かり稽古について、少し述べたいと思います。懸かり稽古は、受けるときも稽古だから、ただ単に相手に打たせるだけではなく、相手をどんどん追い回して、急かして、相手が打突しようとするその出鼻を叩いたり、応じ、返したりして、相手を動かすようにしましょう。そういう受け方をしてると、出鼻技や応じ技、返し技は、比較的、簡単に決めることができます。自分のペースで相手に打たせることで、相手が打ってくるのがよく見えてること、また、相手が自分のペースで打っていくことができないため、充実した打突を出せないことが理由です。このような稽古を普段からしていれば、いざ勝負の場面になっても、相手を追い回し、急かして、相手が出てくる出鼻を叩いたり、応じ、返すことができます。では、懸かり手側はどうすれば良いのでしょう?懸かり手側は、受け手側に急かされないように、足を使い、しっかり打ち抜けて、素早く構え、素早く打ち込んでいくのです。そして、そのように素早く、どんどん打ち込んでいく最中でも、充実した気勢と姿勢を保ち、受け手側の思い通りにさせないぐらいの勢いと気迫を持って、受け手側を圧倒するような気持ちで、全力で懸かることが大切です。これもまた、普段からそういう稽古をしていれば、打突力、突破力が養われ、勝負の場面でも、相手に追われたり、崩されたりすることが少なくなり、自分のペースで戦えるようになってきます。そして、最も重要なのは、受け手側と懸かり手側の双方が、そのような心持ちで取り組み、その上で、更に相手の上をいくつもりで稽古に取り組めば、お互いに質の高い稽古となり、お互いのレベルアップに繋がるのです。懸かり稽古は、剣道の稽古の中でも特にキツい稽古の一つと言えるでしょう。しかし、ただのキツい稽古で終わらせるのではなく、更なるレベルアップに繋げれるようにして欲しいと思います。
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