老剣士の掛け声 この夏ー水分補給
この夏の暑さはタダ物ではありません。
老剣士が稽古していたころは「水は飲むな」は常識で、稽古が終わって、カチワリ氷の入ったヤカンの水を回し飲みしていたものですが、
今時そんなことをしていたら道場の外に救急車を2~3台待機してもらわなければなりません。
「水分補給はしっかりと」と言うのは常識になりました。
面を外して休憩時に・・・は基より、
ストローを面に突っ込んで・・・、も普通の光景になりました。
ところである時・・・、
稽古が終わって「毎日暑いです。水分補給は十分とってください。でも・・・」
と言いかけて「いや待て待て、調べてからにしよう」と言い留まったことがありました。
「水温」です。
「冷たい水は体を冷やすから、水分補給は常温で」と言おうとしたことですが、
調べてびっくり。これは「あの頃」の名残の思い込みだったようです。
日本体育協会などによると「5℃~15℃が最適な補給水温」と言うことになっています。
ギンギンに冷えた水をグイグイと。というのは「科学的」と言うことになります。
老剣士にしてみると回天的発想なんですが・・・。
額の汗を舐めて唇を潤したり、熱いお茶をのんで「夏バテ」を防いだり
は、昔の自慢話に留めておくだけにした方が良いようです。
0コメント