剣を向ける先は…

剣道の試合では相手があり、

その相手との勝敗を決するので、

運動競技種目としての

側面があることは否定しません。


しかし、剣道の本質は、

稽古を続けることによって

心身を鍛錬し人間形成を目指す

「武道」です。


つまり、剣道の試合や審査というのは、

相手を叩きのめすことが

重要なのではなく、

相手のある中でも

竹刀という媒体を介して、

自分自身が身に付けたこと、

技術、精神、考え方など、

歩んできた道を表現できるように

することが重要なのです。


もう少し噛み砕いて説明すると、

相手に勝つために剣道をするのではなく、

自分を磨くために剣道をすることが

大切だということです。


剣道の剣は、

対峙した相手に向ける剣であると同時に、

それを通じて自分自身に

向けられた剣でもあるのです。


中には、

「いや、自分は相手に勝ちたいんだ」

という人もいるとは思います。


それはそれで、悪いとは言いません。


でも、少し視点を変えてみて下さい。


自分自身を磨き続ければ、

当然、強くなり、

相手に勝つことも

できるようになるはずです。


瓜破剣道会で稽古に励む皆さんの、

今後の活躍と成長を期待してます。

瓜破剣道会

大阪市平野区にある 剣道会です。 子どもから大人まで、みんなで元気に稽古に励んでいます。

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