勝負!
相手を打とうとすれば、
相手に竹刀が届く距離にいないと
打つことができません。
しかし、それは、
相手からしても同じ事。
竹刀の届かない距離に逃げれば、
相手に打たれることはありません。
これも、相手からしても同じ事。
無闇に間合いを詰めて、
打たれにいかなくても良いですが、
相手を打つためには、
間合いを詰めないといけません。
相手より先に
打てるだけの準備をして、
間合いを詰めていき、
相手の準備が整わないうちに
打ってしまうのも一つです。
それと、もう一つ大事なのは、
前へ詰めていくときに、
相手が打ってきたときの対応です。
相手が打ってこようとしたときに
逃げてしまえば、
確かに打たれにくいかも知れません。
状態は場面によっては、
その選択も間違いではありません。
しかし、小・中学生の今の時期で、
これからのことを考えるなら、
先に打てる準備ができてるのに
相手が打ってこようとしたからといって、
逃げたり、受けたりするよりも、
「勝負!」という気持ちで、
相手に向かっていって欲しいと思います。
実力差があれば、
打ち終わりや虚をついて、
安全な場面を選んで打っていき、
勝負を避けて勝つということもできます。
それはそれで良いのですが、
強い人同士の戦いになると、
必ず、ポイントとなる
勝負どころというのが存在します。
そこで勝負に勝つためには、
逃げる稽古ではなく、
勝負に勝てるように
稽古をしなくてはならないのです。
「いざ、勝負!」です。
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