手で打つな足で打て


本日の稽古の中で

手で打つな足で打て
足で打つな腰で打て

という言葉を使いました。

剣道には段階があって、
先ずは手で打つな足で打て。
それができるようになってきたら
今度は足で打つな腰で打て。

と説明しましたが、
実はまだ続きがあります。

まだ手で打っている人が多かったので、
先ずは足で打つことについて、
簡単な説明をしておきます。

少し前に、日本舞踊で使うような、
腰の高さを変えないまま、
床の上を滑るように進む足さばきの
稽古をしたことを覚えているでしょうか?

日本舞踊に限りませんが、
踊りやダンスは足の使い方が大切で、
それを音楽やリズムに乗せて動かします。

実は、野球やゴルフのスイング、
テニスや卓球、ボクシングなど、
スポーツ全般に、このリズムを
重視する考え方があります。

リズムに乗って身体を動かす方が、
身体を動かすタイミングを
掴みやすいからです。

身体の使い方が
バラバラになってしまう人は、
自分の中でリズムを刻んで、
リズムに乗って打突してみると
手打ちにならず、足で打つ感覚が
解りやすいかも知れませんね。

しかし、リズムは相手に読まれると、
打っていくタイミングを察知されたり、
また、リズムを狂わせられると
動き辛くなったりします。
相手のリズムを狂わせ、
自分のリズムで戦うことができれば、
自分の有利な展開に
持って行くこともできます。

少し話が飛びましたが、
何はともあれ、運動とリズムには
密接な関係があるのは事実です。

そして、冒頭の

手で打つな足で打て
足で打つな腰で打て

の続きですが、

腰で打つな心で打て

が最後の一文です。

まだまだ皆さんには難しいと思いますが、
言葉だけは知っていても
損はないと思います。

色々と考えて、工夫してみて下さい。

瓜破剣道会

大阪市平野区にある 剣道会です。 子どもから大人まで、みんなで元気に稽古に励んでいます。

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