克己

克己(こっき)とは、己に克(か)つこと、

欲望や邪念にうちかつことです。


剣道で例えるなら、

相手に負けたくないからといってズルいことをしてみたり、

また、なにかと理由をつけて稽古をサボろうとしてみたり、

休憩しようとしてみたり…。


でも、本当は気付いているのです。


自分自身が1番よくわかっているのです。


今、負けたくないからといってやっているとこは、

本当は正しいことではないことを、

また、本当は少しだけでも稽古ができることを、

本当は自分自身がもう少し頑張れることを…。


本当はわかっているのに、負けて恥をかきたくないから、

楽をしたいから、ちょっとばかりしんどいからといって、

正しくないことをしてしまう。


そういった自分の弱い心を

克服していくことを克己といいます。


相手を打ち負かすことだけが強さではありません。


自分の弱さを認め、その弱さと向き合い、

克服しようとする。


そういうことができる人は、とても強い人です。


相手に勝つ強さより、

自分に勝つ強さの方に目を向けることができれば、

人間的にも、もちろん剣道も強くなると思います。



瓜破剣道会

大阪市平野区にある 剣道会です。 子どもから大人まで、みんなで元気に稽古に励んでいます。

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